潜在意識への記憶 [語学学習全体]
外国語の学習をするときに、「潜在意識への記憶を行なう」ことが大事です。
「潜在意識への記憶」なんて言うと、何事かと思うかもしれませんね。でも、ある場面で必要な外国語の表現を無意識に思い出す、ということなのです。
潜在意識 = 無意識
と考えると分かりやすいです。
潜在意識に刻み込まれた情報は、意識を集中していなくてもできてしまいます。
例えば、自転車に乗るときに、特に意識していなくてもバランスを取ることができますよね。あれはバランスを取るための体の微妙な動きが潜在意識に記憶されているからできる技なのです。これ以外にも普段の生活を振り返ってみると、きっと思い当たる事があるのでは?
そして、日本語で簡単な日常会話を行うときにも、あまり意識せずに話すことができますよね。日本語の表現が潜在意識に記憶されているからです。
外国語でも同じようになりたければ、潜在意識に記憶することを目指せば良いのです。
そのこつは個々の表現について繰り返し口に出す練習をし、それを習慣化することです。特に、その表現が実際に使われる場面で口に出せれば(もしくは、つぶやければ)理想的です。
英語のリスニング(3) [英語学習]
英語のリスニングの練習として、早く読む(つまりリーディング)を行うという方法があります。
英語リスニングの上達には、
① 英語の発音を正しく聞き取る
② 英語の語順のまま意味を理解する
という2つのスキルが必要です。英文を高速にリーディングする練習は、②の練習になります。
TOEICのナレーションは分速150語だそうですが、1分間に150語の英文を読めない人が、TOEICのナレーションを理解できるとは思えません。
英語のリスニングに自信の無い人は、英文を早く読む練習から始めてみるのが良いかもしれません。
日常英会話の表現を気楽に覚える方法 [英語学習]
英会話の学習を行うのに、「学習の時間」と「それ以外の時間」を分けない方がよいと私は考えています。
語学学習のコツとして、必要な状況で適切な表現を覚えるのが効果的だからです。
「学習の時間」には、その時の気持ちやニーズと全然関係ない表現を知識として学習することになります。人間、特にニーズがない知識はなかなか覚えません。
それよりも、日常生活のなかで発生する会話や動作を利用して英語表現を覚えるのがよいですね。
いま、自分が言った事を英語では何と言うのか?
それを調べて覚えていくのです。
自分のニーズや欲求のあった内容を覚えるので、記憶に残りやすいです。
これを習慣化すると、自分の生活において、英語で言える事が少しずつ増えていきます。必要なことほど何度も確認するので、復習効果も高いですね。
この方法で引っかかるとすれば、次のような点でしょう。
■ 英語表現を調べるための良いテキスト・辞書が手元にあるか?
■ 習慣化するまでの間は面倒くさいかもしれない。
まあ、気楽に実践するのがよいと思います。
大学入試・英語長文問題のポイント [英語学習]
国際水準の語学の達人である唐澤幸先生によれば、いまどきの大学入試・英語長文問題は、問題文を全部読むと落ちるように作られているのだそうです。
つまり、相当の実力者でも、問題文を全部読んでいては時間不足に陥り、あせりやパニック等を引き起こして自滅するのです。
問題文を全部読まなくても解答できるような「情報処理能力」を持った受験生を選別するわけですね。
この重要ポイントを理解できているかどうかは、受験勉強の大きな分かれ道です。
理解できていれば、前記の「情報処理能力」を身につけることにより、かなり有利になります。具体的には、
に従って、比較的短期間(基本部分は長くて1ヶ月)で身につけることが可能です。大学受験生は参考にしてください。
紛らわしい英単語 [英語学習]
日本語にもありますが、英語にも紛らわしい英単語があります。こういった、紛らわしい知識は、まとめて一気に覚えてしまうのが記憶法の鉄則です。その際、違いについて十分に意識しながら覚えていくことが重要です。
一例として、つぎのよう英単語があります。
sensible (分別のある)
sensitive (敏感な)
sensual (肉体的感覚の)
こういった英単語をばらばらに覚えると、いざという時に混乱します。それは、違いを意識して記憶していないからです。
この手の英単語ままとめて一気に攻略してしまいましょう。
英語の勉強と英語のトレーニング [英語学習]
日常英会話をマスターしたい。
ネイティブと会話したい。
それなら、英語の勉強をするのではなく、英語のトレーニングをすることが大事です。勉強とトレーニングは何が違うのか?
勉強は知識を増やすことにウェイトが置かれていますが、トレーニングはよく使われる英語に習熟するためのものです。
勉強では高度な表現をどんどん覚えていったり、例外的な規則を細かく学びます。しかし、簡単でよく使われる表現を話したり聞いたりする練習は非常に少ないのが一般的です。そのため、英語を勉強してもなかなか話せるようになりません。
それに対して、トレーニングは難しい英語や例外的な事は学びません。(学ぶとしても後回しです。)そのかわり、簡単でよく使われる英語を徹底的に練習します。だから、難しい表現は知らなくても直ぐに英語を話せるようになるのです。
英語を話せるようになりたいのであれば、ぜひ、トレーニングを行ってください。
英語のリスニング(2) [英語学習]
英語の音は、話されるスピードによって大きく変化します。そのため、ゆっくりした速さで話される英語ばかりでリスニングの練習をしても、実戦では全く役に立たないことがあります。
最近、衝撃的な数字を目にしたのですが・・・
ネイティブの話す英語の一般的な速さが1分間に580語なのに対して、日本国内の英会話スクール等で教えられている英語の平均的な速さは1分間にたった90語なのだそうです。
すごいギャップですね。ふだん90語/分で練習している人がいきなり580語/分の英語を聞いてもついて行けるわけありません。だいたい、音が劇的に変化していて、未知の単語の羅列に聞こえるでしょう。
やはり、自分が目的としている速さの英語でリスニングの練習をしないとだめなのです。
ちなみに、580語/分というスピードはTOEICレベルを上回っているので、このスピードに慣れると、TOEICの英語がゆっくりに聞こえます。
英語に“浸る”時間 [英語学習]
英語が上達するためには、英語に“浸る”時間を増やすことが重要です。英会話スクールに通っていても、意外と英語に“浸る”時間は増えません。
例えば、1週間に5時間、スクールで英語の学習をしたとします。1年間で、せいぜい250時間程度にしかなりません。
英語圏の子供がある程度自在に英語を話せるようになるまでには、1万時間以上英語に“浸る”といいます。それと比べると、英会話スクールでの学習時間は少ないですよね。
しかも、多人数のクラスの場合は、英語を話す機会も少なくなります。
つまり、スクールでだけ英語を学習するのではなく、日常生活のなかに英語に“浸る”環境を組み込まないと時間数が足らないのです。
日常英会話で使われる英単語 [英語学習]
日常英会話で使われる英単語は少ないと言われます。
これは、日本語の日常会話で使われる単語数と比べてです。
正確なデータについては知りませんが、
以前、何かの本で大まかな数字を見た記憶があります。
それによると、
英語の日常会話 ⇒ 約1,000語
日本語の日常会話 ⇒ 約2,000語
もちろん、よく使われる単語と言う意味です。
それにしても、倍くらい違うようです。
だから、英語の方が楽かというと、そうとも言い切れません。
というのは、英語では重要単語(get,take,makeなど)が実にいろいろな使われ方をするので、それを知らないとやさしい単語でも“意味不明”となってしまうからです。
初心者が日常英会話を学ぶ場合は、いたずらに難しい単語を覚えるよりも、簡単な単語を使う英語表現に絞って学習したほうが効果が高いですね。
英語表現を覚えるときのコツ [英語学習]
英語表現を覚えるときには、音声のリスニングをしたり、自分でスピーキングの練習を行いますよね。
ちなみに、文字面だけ見て暗記しても、いざと言う時に口から出てきません。必ず、リスニングやスピーキングの練習をする必要があります。
その練習の時に、いかにその場面に入り込めるかが大事なんです。自分が実際に経験していることであるかのように練習できるかどうかで、効果が大きく変ります。
例えば、買い物をする場面で、
Can I have this?
(これ、ください。)
という表現を覚えるとします。これを単に丸暗記するのと、自分が買い物をしているつもりで身振りを手振りを交えながらスピーキングの練習をするのとでは、習得の度合いが全然違うということです。
英語表現を覚えるときには、喜怒哀楽といった感情まで含めて練習し覚えると効果がありますよ。